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デニム産地研修会レポート

2011.1.5 

7月26日に、第4回「FORMPRESENTATION」の審査を通過した8グループを対象に、産地研修会を行いました。

今回のテーマは「デニムの後加工表現」ということで、日本を代表するデニム産地にある、福山~岡山の産地企業3社(6工場)を8校22名で訪問しました。

この産地では、江戸時代に開発した「備後絣」の技法を活かし、いまはデニムや帆布などの短繊維の厚地織物を生産する日本の中心産地です。また、ジーンズ やユニフォームの縫製業も盛んな地域で、紡績から製織~製品化まで、一貫して学ぶことのできる産地です。

今回、生地の勉強のために訪問したのは、カイハラ株式会社の4つの工場。ラグジュアリーブランドから、ビッグブランドまで、日本国内はもちろん、世界中 のアパレルにデニムを供給している世界でもトップクラスのデニムメーカーです。紡績~染色~製織~整理加工と、一貫生産の設備を持ち、創業から110年の 間に培った独自の技術で、非常に難しい藍染のレベルの高い品質管理を行い、万全の管理体制で他では類のない高品質のデニムを供給しています。今回は、平成 20年に完成しロボット化した最新の設備を持つ三和工場、クラシックなテイストを追求し、国内では希少のシャトル織機を用いヴィンテージデニムを生産する 上下工場など、技術や設備にそれぞれの特徴をもった、4つの工場を訪問しました。

本社工場では、応募作品のポートフォリオを持ち寄り、営業担当者のアドバイスを受けながら、たくさんのハンガーサンプルの中から、自分たちのデザインに あった生地を選定しました。夏休み中にその生地でデザインを製品化し、9月に製品の後加工実習をする予定です。

本社に併設している、貝原歴史資料館では、明治から大正・昭和・平成に至る藍染の歩みを学習しました。体験コーナーでは、インストラクターの指導のもと、藍染のハンカチーフ作りにチャレンジしました。

縫製と製品洗い加工の勉強のために訪問したのは、井原市にあるタカヤ繊維株式会社と株式会社西江デニム。現在、大量生産品は中国生産にシフトしています が、国内外のプレミアムジーンズなど、差別化商品の生産を担います。一本一本の製品に手作業でヒゲやシワ加工を施す工程や、一部生地の表面をこすったり 破ったりして中古風の味を出していく加工など、特殊加工には皆、興味津々でした。

朝7時集合、夜7時解散、途中移動約200kmという強行スケジュールでしたが、移動中のバスの中でも、アテンドいただいた貝原会長と学生の間に、質疑 応答が終始飛び交う熱い研修会でした。参加した学生グループは、東京&大阪で開催された講習会、『デニム大学』にも全員参加していましたが、「デニム大学 で基礎知識を得たつもりでいましたが、まだまだ学ぶことが山ほどありました。」「素材や加工について深く知ることができ、作品に活かしたいです。」など、 作品制作に関しても意欲的な声が上がりました。
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カイハラ上下工場シャトル織機見学
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カイハラ本社にて作品製作に向けてガイダンス
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藍染作品完成
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貝原歴史資料館で備後絣の歴史と藍染について勉強 西江デニムショールームでサンプルを手に加工の勉強


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